城山ブログ

ほとんどが読書録です。何か1つでもみなさまの気づきになりましたら。

『海辺のカフカ』を読んで

こんにちは。

 

読書していて面白いのは、同じ本でも、その時々の自分の置かれているコンテキスト次第で、受け取り方や刺さる部分が変わってくるところですね。
言い換えれば、その本の中で自分と重なり合う部分(≒共感する部分)っていうのは、自分が刻々と変わっている中で当然変わってきますよね、ということ。(うまく言葉に出来なく申し訳ないです。)

(その意味では、本を薦めるのって本当に難しいですよね。自分と相手の置かれている状況は当然異なるわけで、自分に刺さった部分が相手に刺さるかは相手のコンテキスト次第。)

というわけで、今の自分の心に刻まれたいくつかの言葉、登場人物のセリフを以下に記しておこうと思います。

「想像力の足りない人をいちいち真剣に相手にしていたら、身体がいくつあっても足りない、ということ?」(カフカ)

今から百年後には、ここにいる人々はおそらくみんな(僕をもふくめて)地上から消えて、塵か灰になってしまっているはずだ。そう考えると不思議な気持ちになる。そこにあるすべてのものごとがはかない幻みたいに見えてくる。風に吹かれて今にも飛び散ってしまいそうに見える。僕は自分の両手を広げてじっと見つめる。僕はいったいなんのためにあくせくとこんなことをしているのだろう? どうしてこんなに必死に生きていかなくてはならないんだろう?

「目を閉じちゃいけない」とジョニー・ウォーカーはきっぱりとした声で言った。「それも決まりなんだ。目を閉じちゃいけない。目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。私たちはそういう世界に住んでいるんだよ、ナカタさん。しっかりと目を開けるんだ。目を閉じるのは弱虫のやることだ。現実から目をそらすのは卑怯もののやることだ。君が目を閉じ、耳をふさいでいるあいだにも時は刻まれているんだ。コツコツコツと」(ジョニー・ウォーカー)

それでは、みなさまよい1日を。

 

アイデアはどのようにして生まれるのか

アイデアの質に最も強力に相関しているのは、アイデアの量です。

・イノベーターは成功したから多くを生み出すのではなく、多くを生み出したから成功したのだ、と。いいかえれば、量が質を生むとということだ。

・画期的な論文が生まれる確率は、数多くの論文を執筆しているときにもっとも高くなる。科学者が生涯で最高の仕事をして並外れた貢献をするのは、もっとも多くの論文を書いている時期だというわけだ。

・ちなみにこの時期には、科学者がもっともできの悪い論文を書く確率も高くなることがわかっている。

というわけで、「数打ちゃ当たる」ってのはあながち間違いではなく、イノベーターや研究者らがその成功体験から体現してくれているわけですね。

少し話はズレますが、城山も駄作な記事を乱発しながらも(無論質を高める努力はします)、何が読者にウケるか分からないし、まずは記事の量を積んでいこうと思います。

何がヒットするか、何が当たるかなんて、「当たった」という結果論に過ぎないですしね。

 

それではみなさま、今日もよい1日を。

【書評】DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

こんにちは!城山ケイです。

かなり有名になってきた感のある『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』ですが、読んでみてのポイントと感想をサクッと書いてみようと思います。

ちなみに、かつての自分がそうでしたが、過度な節約家の方に是非読んでほしい一冊です。

ちなみに浪費家の方にとっても、お金の使い方を見つめなおすきっかけになると思います。

 

要約

・人生で一番大事なこと。それは「経験」

・金は「いつまでも記憶に残る経験」「今しかできない経験」に投資せよ。

 

共感した部分

・『心理学の研究でも、人はモノではなく経験に金を使う方が幸せになれることを示している。モノは勝った瞬間の喜びは大きいが、次第にその喜びは減っていく。だが、経験から得る価値は時間の経過とともに高まっていく。私はこれを、「記憶の配当」と呼んでいる。』

・『一生記憶に残るような旅、素晴らしいコンサートのチケット、企業という夢の追求、新しい趣味_』

・『人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになる―』

・『人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出作りです。最後に残るのは、結局それだけなのですから。』

 

一言メモ

・人がお金から得られる経験、価値、喜び、感動って、年齢と共に劣化していくんですよね。
例えば大学生が50万もらえたら死ぬほど嬉しくて、めったに行けない海外旅行に行ったり、カメラを買ったり、コンサートに行ったり。
しかし同じ50万でも年を取ると、長時間の飛行機に乗ることが難しかったり、不規則な生活リズムに身体がついていけなかったりして旅を断念せざるを得ないなど。
つまり、同じ経験をするのであれば若ければ若いほどいいとも言えますよね。
その思い出と共に生きられる時間も増えますし。

・また、莫大な時間と体力を費やして大金稼いだとして。そのうち2000万を使わずに死んでしまったとしたら。
極端な話、その2000万を稼ぐために費やした時間・体力・そのために犠牲にしたもの(家族との時間etc)って無駄だったってことになりますよね。

・現実にはゼロで死ぬっていうのはあり得ない話です。
けれど、稼いだお金を、一生記憶に残るような経験に「投資」する考え方を持っているだけで、人生の充実度・幸福度が大きく変わるのはそうだなと思います。

 

気になった方は是非読んでみてください。

それではみなさま今日もよい1日を。

ブログをはじめてみました。

はじめまして。城山カフカと申します。

日々の気づき・考えていることを記して行こうと思います!

読者の方に少しでも親しみを持っていただけるよう、以下身バレにビビりながらの自己紹介です。

・平成生まれ
・京大卒
・新卒総合商社
・読書好き
・ものを書くことが好き

・人前が苦手

身バレを恐れるあまり非常にふわっとした自己紹介になりましたが。

本をよく読むのですが、読みっぱなしで終わることにずっと勿体なさを感じています。

ということで自身のアウトプット&誰かのお役に少しでも立てればいいなと思い、まずは読書録的にブログに残していきたいなと思います。

 

それではみなさま、今日もよい1日を。